« DAMAGEPLAN 日本ツアー決定 | Main | 2003年アルバムランキングベスト 5000 »

2004.01.15

MD にダビングできない CD の正体

こいつの正体は SCMS (Serial Copy Management System) というコピープロテクトを施したディスクです。

日本では音楽を手に入れる方法として、アルバムをレンタルしてきてダビングするという世界でも希なシステムがあります。そのダビング先に多くの方は CD-R や MD を使っていると思います。しかし最近は再生保証のないコピープロテクトを施したシングルやアルバムが多くのタイトルで導入されているので CD-R を使ったコピーの作成は難しくなってきた、かもしれません。

もっとも、現在使用されているコピープロテクトはザルみたいなもので、パソコンに搭載されている CD ドライブや再生ソフトと相性が合えば問題なくリッピングできます。

ご存知のように CD から MD へはデジタルコピーができるわけですが、これは SCMS によって 1世代のみに限られます。ある CD を MD にデジタルコピーした場合、その MD から他の MD へはアナログでしかコピーできないように、最初の MD へのコピー時に 「すでに 1回目のデジタルコピーをされてるよ」 という信号を同時に記録しているので次の MD へのコピーができないのです。著作権保護のための措置なのですが、最近では CD や CCCD 自体に SCMS を施して MD への 1世代めのデジタルコピーも禁止しているタイトルが増えています。

それらの製品の多くは MD があまり利用されていないヨーロッパで生産されたものなので、Made in EU 印の CD を買う場合は注してください。EU では多くのタイトルが CCCD でリリースされているので賢明な人ならば Made in EU のと書かれたアルバムを買うとは思えませんけど。

HMV.co.jp にある RADIOHEAD 「Hail To The Thief (Copy Control CD)」 にはこのような注意書きがある。

※こちらのコピーコントロールCDはMDにもコピーが不可になっております。

日本ではまだかなり MD を利用している人がいますし、MD にもデジタルコピーが出来ない日本盤タイトルというのはまだ聞いたことがありません。CCCD でコピーを禁じるのならばいっそのこと SCMS で MD へのコピーも禁止すればいいのに、レンタル業界との兼ね合いもあるようで、なかなかそこまでは思い切って踏み込めないようです。こういう中途半端な姿勢がさらにムカつきますね。

先日 SONY が Hi-MD という新規格を発表しました。これを使えば 1GB のメディアにリニア PCM (16Bit/44.1KHz という CD と同じ音質) で 94分の録音が出来たり、ATRAC3plus256kbps では 8時間近く収録できるようになります。

しかし、SME は 2004年1月21日から原則全アルバム作品で レーベルゲート CD2 (LGCD2) という CCCD をリリースすることになってます。新譜だけではなく 佐野元春 「Visitors (20th Anniversary Edition )」 なんていうリマスター盤にも CCCD を適用しています。もうね、佐野元春 が CCCD っていうだけでテンションが下がります [2004.01.20追記: 下の CHEE さんの書き込みにあるように佐野元春は CCCD 回避!しました ] 。というかこれらの LGCD2 って Hi-MD にリニア PCM でダビングできるんでしょうかね?

- いかんともしがたい Refuse CCCD INDEX

|

« DAMAGEPLAN 日本ツアー決定 | Main | 2003年アルバムランキングベスト 5000 »

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/1570/104202

Listed below are links to weblogs that reference MD にダビングできない CD の正体:

» CCCDは一体何を殺したか? [国内盤レビュー]
コピーコントロールCDは一体何を抹殺したのか? CDRドライヴを作ってるハードウェア・ベンダーか? NO! 音質? YES!でも殺したってほどではない。どっちかつと生殺し。 [Read More]

Tracked on 2004.06.04 at 12:17

« DAMAGEPLAN 日本ツアー決定 | Main | 2003年アルバムランキングベスト 5000 »