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2004.02.03

続・CD の適正価格

日本と韓国で販売されている邦楽ポップス CD の内外価格差に言及した記事 CD の適正価格 韓国の場合 についてやんわりと諭されたのでそれについて感じたこと、思うことをツラツラと。

Wired in Korea(番外編) [ A Pleasure of Deep Breath ] で鋭く指摘されたように、内外価格差について書くのならば製作や流通に掛かるコストを考えてアーティストと消費者の利益を見越しておくべきだ、というのは正論だと思う。その上であえて書いてみる。

結局日本で CD の価格が高いのは 再販価格制度 で定価が決まっていて安売りできないことが問題なんじゃないかな。もちろん発売から半年くらいで販売店側が自由に割り引いて売ることは出来るようになったけど、音楽の賞味期限なんて、とくにヒットチャートに並ぶようなタイトルの場合は発売から 2-3週間が勝負で、それが過ぎれば売上の順位はガクッと下がる。そのタイトルを買う層はあらかた手に入れてしまったいるわけだ。半年後に価格が下がったところで売上がどれだけあるのかが疑問。その頃には中古 CD ショップに安く並んでいるし、もっと安くレンタルだって出来る。

そういえばたしか SME が新譜の邦楽タイトルを実験的に下げたことがあった。数タイトルだけだったけど新譜リリース時は 2500円で、2ヵ月後くらいから 3000円にするって感じだった(ニュースソース発見できず・・・)。今はもうやっていないようなので思うように利益が出なかったのかも?

日本の CD は定価が決まっていて、販売店はその定価の 七掛け で商品を仕入れる。すると CD 1枚につき 2100円のなかで製作する計算なので、1万枚の売上を目指す場合はアルバム 1枚につき 2100万円が製作費(社員の給料・宣伝・流通その他もろもろ全て含む)の上限だ。もちろんこの場合は利益は出ない。1万枚以上売れればあとはお金をプレスしているようなもんだろう。もちろんこんなに単純なことではないことは十分に承知しているワケですが。

再販価格制度のほかに返品制度というもある。仕入れたけど売れなかったタイトルはメーカに返品できるシステムだ。このニュース によると音楽 CD の出荷枚数のうち 10% 程度がメーカーに返品されているらしい。

これはまったくの推測だから軽く流して欲しいんだけど、再販価格制度と返品制度は密着に絡み合っている気がする。メーカーも販売店も持ちつ持たれつ、って感じがする。もし、ここで返品制度を撤廃すれば販売店側も入荷枚数にシビアになる(仕入れコストの削減)だろうし、返品できないのに定価販売(再販価格制度)なんかしてたら売れない、ってことになれば価格競争が始まって音楽ソフトの価格は下がる。もちろんこれは所詮シロウトレベルの机上の空論だけど、とりあえず、これくらいしか考えが及ばなかったです。この結果いくらまで価格が下がるのかは想像もつかないけど、アルバム 1枚 2000円程度なら歓迎できる。韓国やアメリカの価格と同じように 1500円なら大大大満足だ。

すくなくともわたしを含め、多くの消費者が 3000円という値段設定に疑問を感じ始めているのは確かなので、内外価格格差以前にアルバムの値段を下げてくれよ!っていうのがずーっといっていることですね。なんか、最初に考えていたこととまったく違う方向に話が進んでしまったけど、ま、いいか。

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