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2004.03.08

CDの値段がCCCDよりも高いワケ

輸入盤 CD は安い、というのはあまり洋楽輸入盤 CD を買わない人でも知っているようですが、最近は CCCD の登場によって状況が変化しつつあります。CCCD アルバムは 1500-2000円といままでと変わらない値段だったのに、通常の CD は輸入盤でも 3000円近くするものが増えてきました。これ、消費者にとってはいい迷惑。

この価格設定って販売店が CD を買い求めるお客さんから暴利をむさぼっているのかと思っていたんですが、どうやら違ったみたいです。

THE BEATLES「Let It Be... Naked」 の各国盤(CD/CCCD) の聴き比べ検証 などをやっている 紙ジャケ探検隊 の掲示板でこのような書き込みがありました。EU からの輸入盤で通常の CD はなぜ高いのか、という流れからの書き込みです。

投稿時間:2004/03/04(Thu) 23:49 投稿者名:輸入盤屋 Eメール: URL : タイトル:Re^3: E○I社EU盤CD? みなさんこんばんわ。 なぜ高額になるかというと、仕入値の安い東芝(TOIS)扱いの輸入盤がほとんどCCCDしか扱っておらず、CCCDでないフツーのCDを輸入しようと思えば、メーカーではない輸入業者にオーダーしなければならず、アメ盤と違ってUKおよびEU盤は昔から仕入値が高いからです。東芝(TOIS)がCDを扱ってくれれば問題ないのですけど。(注文書のEU盤はCCCDばかり!注文するのイヤになります・・・)

なるほど。わたしの疑問がひとつ氷解しました。販売店に輸入盤商品を卸す日本のレコード会社が CCCD しか輸入しないのは知っていましたが、販売店がそれ以外のルートをつかうと仕入れ値が高くなるんですね。だからそれが販売価格にも跳ね返っているわけだ。コスト的に見ればコピーコントロール技術のパテント料を支払わなくてはならない CCCD の方が CD よりも高くなりそうなのに、こういった理由で消費者の望む CD のほうが高くなっているんですね。

また、同じ書き込みに次のようなこともかかれています。

そういえば最近、TOISはノラ・ジョーンズのアメ盤(非CCCD)を扱い始めました。国内盤のセールスが落ち着いたのか、今まで扱ってたEU盤(CCCD)の在庫にメドがついたのか分かりませんが、消費者をバカにしすぎです。ジョージのBOXも非CCCDのアメ盤の入荷が未定とか言っていますが、国内盤の売り上げに影響のないようにそうしてるのでは?と疑ってしまいます。

このように TOIS (TOSHIBA IMPORT SECTION・・・東芝にある輸入品専門の部署?) の都合で CD/CCCD の輸入が決まっているわけです。輸入権どうのこうの言う前にすでに輸入盤はコントロールされているわけですね。シングルやアルバムはリリース直後にドカッと売れてそのあとの販売枚数は下降線をたどるのが普通です。いまさら普通の CD を扱い始めても遅いと思うのですが・・・・・もしかして CD への買い替えを期待しているのでしょーか?

あと、書き込みにも書かれている ジョージ・ハリスン のボックスセット 「Dark Horse Years 1976-1992」 について愉快な事実を見つけました。日本盤(ボックスセットではなくバラ売りのみ)タイトルは東芝 EMI がリリーススするので当然 CCCD なんですが、アメリカ盤は通常の CD なんですね。ところが、東芝 EMI のジョージ・ハリスンのページ を見てみるとこのような注意書きが。

輸入予定でお知らせしておりましたジョージ・ハリスン「ダーク・ホース・ボックス US輸入盤(日本語解説つき)」は、 ボックス本体の本国での生産の大幅な遅れ(SACD部分)と、予想を上回るアメリカ国内の需要に対応するため、アメリカ国内向け以外の出荷が出来なくなったという連絡が入りました。そのため大変遺憾ながら、日本は輸入をすることが出来なくなりました。 ご期待いただいたファンの皆様には大変なご迷惑をおかけし申し訳ありません。 今後も、US輸入盤(日本語解説つき)の入荷は一切ございませんことをここにお知らせいたします。

どこまでが本当のことなのかはわかりませんが、通常の CD を売るのがそんなに嫌だったんですかね?もちろん amazon.co.jp では普通に売っている んですけど。

CCCD 促進派の東芝のやっていることですからいちいち目くじら立てていたらキリがないのですが、あまりにも消費者をナメたやりかたなので怒りすら覚えてしまいますね。

- だから CCCD と CD はまったくの別物なんだって!
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Comments

ジョージ・ハリスンの米盤BOXがamazon.co.jpで普通に売っている、という件についてですが、リンク先をご覧いただけるとおわかりの通り、amazon.co.jpでは取り扱いが中断(中止?)したままです。記憶では、販売されていないと思います(amazon.comからは普通に買えるんですけどね)。もう、なんだかなあという感じです。

Posted by: マキタニ | 2004.03.09 at 01:42

マキタニ さん
ご指摘ありがとうございます。マーケットプレイスでの出品であるとの旨を書き加えておきました。amazon.com で購入すると送料を含めても半額くらいで済みそうですね。

Posted by: いかんともしがたい | 2004.03.09 at 08:19

こんにちは。私は、「CDを買い求めるお客さんから暴利を」ではなく、「CCCDは安くしてあげないと売れないから、在庫を残さないためにしているんだ」と、なかなかおめでたい解釈をしていました・・・。

Posted by: rsbud | 2004.03.10 at 01:01

皆さんが疑問の輸入盤について少し詳しく。

輸入盤は元々インポーターと呼ばれる輸入業者が細々と輸入してたんですが、タワレコの販売量の多さにメーカーが自分たちで輸入しタワレコを始め輸入盤店に卸し始めたのが始まりです。

そもそもレコードメーカーが仕入れるとなぜ安くなるかというと、通常輸入業者が輸入する際はUSやEUの卸業者から仕入れるので標準的な小売価格からメーカーが卸しに卸す値段で輸入されるわけです。概ね新譜なら1枚9ドルから11ドルぐらいが標準的でしょうか?計算しやすく10ドルとすると今のレートが110円とすると1100円ですね。運賃や通関手数料が量にもよりますが大体50円から100円とすると1200円くらいになります。それに利益を乗せて売るわけです。
さてメーカーはというと輸入する際は商品の製造費程度で輸入するわけです(著作権は含まれません)大体2ドル位ですね(国内の流通と似ています、倉庫に有る在庫は製造費のみで出荷の際に著作権が発生します)それに著作権を乗せると大体新譜で700~800円位になるので価格が安いということになるのです。廉価版(カタログ商品)に関してはハーフロイヤルティと言って著作権が半分になるので更に安くなると言った感じです。

最近オリコンが輸入盤の売り上げもカウントすると言うことがありましたが国内メーカーの多くは既に何年も前から売り上げを一緒にして発表していました。洋楽は輸入盤の売り上げが国内盤の売り上げを遥かに上回ってしまう事がかなりのタイトルで起こっていましたので、洋楽担当者からは輸入盤部は敵だと言う目で見られる時代が有ったからです。同じ商品なら輸入も国内も売れれば同じにすれば喧嘩も無くなると言うことです。

EU盤に関しては標準的な小売価格や為替レートによりUSより高くなるのは当たり前のことです。それぐらいの違いはあるはずです。また輸出業者にメーカーが厳しいと言う事情もあります。特にUKは厳しいようです。下手すりゃ店頭で買ってきて卸す場合もあるんですよ!

Posted by: 輸入盤事情通 | 2004.03.10 at 10:50

忘れてました。

CCCDを製造する際、CDDAより50円程度の製造費が多く掛かるんですよ。だからCDDAが高いというのは変な話。

しかし昨年売れたシングルでCCCDのリリースが殆ど無いユニバーサルがヒット曲が多いと言うのは皮肉ですよね。良ければ売れると言う現実が垣間見れる。効果は無いってこと。

Posted by: 輸入盤事情通 | 2004.03.10 at 10:59

> rsbud さん
わたしも単なる1消費者に過ぎないわけなので、本当のことはよくわからないのですけど、それでも通常 CD の値段がドカッと上がったことは事実なワケで。CCCD の登場によって相対的に CD に価値があがったのは間違いないでしょうね、

> 輸入盤事情通 さん
とても専門的な話、ありがとうございます。しかもわかりやすく書いていただいて感謝です。勉強になります。このコメントを使って今晩別記事を書く予定です。

Posted by: いかんともしがたい | 2004.03.10 at 12:12

もう一つ、最近と言っても去年の10月の話ですが。

実は昨年10月の2週目からユニバーサル系のUS流通のCDが値下げになったんです。amazon.co.jpの輸入盤ショップで安いと感じている方がたくさんいると思います。

これはtarget,walmartやbestbuyと言うCD専門店以外の流通での安売りが原因なのです。これらのお店に対してリベートを払いすぎ、CD専門店からクレームが来たと言うことです。
USの卸と言うのはどんな理由があれど大きい店でも小さい店でも卸価格は同じです。それに対して仕入れの大小に対してリベートがあるわけです(金銭だけでなく宣伝広告費だったりもする)上記専門店以外の販売量の増大に伴い大量のリベートが発生してしまった、そのためにリベートを含めた仕入れ値でCD専門店より優位に立ってしまい売値がCD専門店の仕入れ値(リベート含)を下回ってしまうと言う現象が起きてしまったのです。それを打破する為に全ての店に対してリベートを同等にする代わりに標準的な小売価格(再販制度じゃないですからね)を下げた訳です。
大体新譜と言うのは15ドル99セントから18ドル99セントだったんですが一律で13ドル99セントにカタログ商品は11ドル99セントから9ドル99セントになった訳です。

ただしUS国内の流通が対象ですから輸出に関してはこの限りでは有りません。しかしamazonはUSの値段で売っているのです。
だから余計に価格差が目立つのも分かりますね。

ビルボード誌に載っていましたから知っている方もいるでしょうが。

Posted by: 輸入盤事情通 | 2004.03.11 at 11:27

ユニバーサルの値下げはショッキングなニュースでしたね。もちろんうれしいほうに、です。いままでの値段はなんだったんだ?って気もしますけど。そういえば、アメリカでは CD の価格を高く設定していたってことでレコード会社はいくらか消費者に返金をしなくてはならないそうで、アメリカのあの値段で「高い」と判断されるのであれば、日本の値段はどーなんだ?って怒りが込み上げてきます。

amazon.co.jp がアメリカ国内価格で販売しているのはすごいことですよね。ユニバーサルのタイトルは複数枚買わないと送料無料にならないのがアレですけど。いや、もちろん文句があるわけではありませんよ、あの価格設定に。

Posted by: いかんともしがたい | 2004.03.11 at 17:03

4~5年前だったと思うけどB・スプリングスティーンが中心になってCDは高いから値下げしろって運動してたよね。

84年頃CDが出始めた頃USアナログの新譜は10ドル99セントが標準的な小売価格でした。実は現在その当時のアナログ製造費より現在のCD製造費のほうが安くなってるんですよ!!だってメジャーメーカーなら国内製造で約80円だもんね!韓国なんてちょっと品質は落ちるけど30円ですよ!!!それに12Pブックレットとバックインレイで50円くらいだからね。全部で130円でCD出来るんだよな!

おかしいよね、日本の定価は。

Posted by: 輸入盤事情通 | 2004.03.12 at 00:40

こんにちはいつも楽しく読ませて頂いています。
amazon.co.jp狩りが始まりましたね…ジョージのBOXだけではありませんよ…イギリスの話題のバンドFranz Ferdinandの米盤のco.jpでの販売が突然中止になりました。
amazon.comでは$11.99で通常通り買えるにも関わらずです。
理由はどうも日本メーカーがこのインディーバンドとの契約に遅れた為に5月まで1300円とか安価で買える米盤が流れるのが都合悪いからのようです。これが輸入権というヤツの現実ですね、法案が通ったらこれがあたりまえになるのでしょうかね?末恐ろしいです。

Posted by: HIDEMUZIC | 2004.03.12 at 01:49

> 輸入盤事情通 さん
B・スプリングスティーン の件は知りませんでした・・・・・・。あとでちょっと調べてみます。プレス代が安いのは知っていましたが、そこまで安かったとは。
でも、アルバムを発売する場合はプレス代のほかにも音源制作費(スタジオ代・機材レンタル代・人件費)、流通コスト、宣伝費が掛かってきますからね。ある程度は仕方ないと思います。とはいってもわたしもいまの日本の価格設定には到底納得できませんけど。

> HIDEMUZIC さん
amazon.co.jp 情報ありがとうございます。詳しいことは amazon.co.jp にしかわかりませんけど、これはなんとも由々しき事態ですね。とりあえずこの件については別記事を書きました。といっても HIDEMUZIC さんの書かれていること以上はなにも新しい情報はないのですけど。

Posted by: いかんともしがたい | 2004.03.12 at 12:01

amazon問題。

そうですねぇ、深刻。amazon.co.jpがamazon.comから仕入れているのはわかりますよね。でも多分どんな商品が輸出されているかなんてわからないはず。amazon.comの仕入れは莫大で売れたのか輸出したのかなんて余程の監査でもしないとわからないはずなんですけどね(amazon.comに卸しているワンストップAの話(卸業者)ましてや元々の定価が13ドルなら問題はないはずなんですがねぇ。もしかしたらユニバーサル物?UKはユニバーサルじゃない商品でしたが。

ましてや18ドル99セントの値段で輸入したってUK盤より安いはず。多分商品の供給が悪いんじゃないですか?大体USが輸出を差し止めるなんてほとんどありません。その昔絶対に輸出させないという強硬なものもありましたけど・・・。

ちなみに私はF.ferdinandはUK盤をタワー渋谷で買いました。
すごくいい作品とは思えませんでしたが。

Posted by: 輸入盤事情通 | 2004.03.13 at 22:24

amazon 問題は輸入盤を購入している人たちにとっては深刻ですね。わたしもここ数年購入している輸入盤の多くを amazon に頼っているので、もし規制が入ったらダメージは大きいです。

日本にいながらアメリカの Target や BestBuy と同程度の値段で買えなくなると、購入数は確実に減ります。ましてアメリカ盤の輸入規制なんてされた日には・・・・・・考えるだけで恐ろしいことです。

F.Ferdinand はわたしは購入していないんです。レーベルにあるビデオが RealPlayer だったので、ソフトをインストールしていないわたしには見れませんでした・・・・・・。

Posted by: いかんともしがたい | 2004.03.14 at 02:37

音楽制作費について(ここまで書いちゃいますか!笑)

昔に比べれば宅録が進化していますから大分安くなったのも事実。音楽制作には以下のお金が掛かります、録音するのに掛かる金額、マスタリング代、CDプレスの版代、流通手数料、宣伝販促費。これが掛かる全てです。録音するのに掛かる制作費を原盤といいますが、最近では事務所が原盤を持つことが多いです。要するに100%事務所持ちだったり50%だったり、それから音楽出版との共同原盤だったりと。コンフィデンス(業界の専門誌)を見るとチャート上の物はほぼ全て原盤会社がわかります。制作費はピンキリですからアルバム作るのにははっきり言って0円(宅録のみ)から莫大な金額、最近一番掛かったと言われているのは鈴木あみさんなんかリクープするのに180万枚売れないと儲からないなんて話もありました。DVDでしたけどラルクが2億円掛かったなんて話もあります
。売れるなら原盤はいくら掛かっても問題ないんですよ。要するに売れないものがあるから問題なんですね。レコード会社は1割バッターで食っていけるスキームで運営してたわけで、それをここ3年くらいで構造改革しているわけです。でもそれは下克上で売れるアーティストは湯水の如く使い、売れないアーティストは300万で作れと言われる。スタジオ代がProToolsのおかげで安くなってきたので安いところなら1日ロックアウトで4万円位(もちろんアシスタント付)から出来るし、ミックスダウンするならまともなエンジニア入れなきゃ出来ないからこれが高いと1日1曲15万位、安いとそれなりの出来栄えですけど3万とか4万で雇えます。プロデューサー入れたら有名なら1曲40万から70万(高いのは楽器演奏分も入ったり)プラス印税だったりね。まぁ金が掛かるのはいろいろとプラスしていけば際限は無いですね。
話が長くなってきたのでこの辺で終了しますがいいもの作ろうと思うとお金が掛かると言う事ですね。

ちなみに流通手数料はメジャーで17%(卸値に対して)というのが一般的。

Posted by: 輸入盤事情通 | 2004.03.14 at 10:20

> 輸入盤事情通 さん
ごめんなさい、レスを思いっきり書き忘れてました。輸入盤事情通さんの書き込みにいろいろ考えるところがあって、アタマの中で整理してから書こうと思っていたので・・・・・・。

マイナーバンドのレコーディング費用 300万っていうのは本当なんですか?!いくら PRO-TOOLS で安くできるようになったといっても、PT(の一番良いやつ)買うだけで150-200万円くらいしますよね?あ、それとも PT のあるスタジオでレコーディングってことですよね、きっと。

あと、レコード業界は 1割のヒットチャート組の利益で残りの 9割の売れないアーティストの損失分を補填しているというウワサも聞いたことあります。門外漢のわたしにはどこまで本当なのかがまったくわからないのですが、その 1割のアーティストの売上が下がってくると、レコード会社に契約を切られるマイナーアーティストが増えると考えて問題ないんでしょうか?それとも PT によるレコーディング費用の引き下げによって制作費が下がっているので、なんとかなっているのでしょうか?質問ばかりでスイマセン。

3000円のアルバムの場合、卸値が 7割の 2100円だとして、流通手数料が 2100円の 17% で 357円ということですか。結構高額なんですね。

Posted by: いかんともしがたい | 2004.03.15 at 13:33

>マイナーバンドのレコーディング費用 300万っていうのは本当なんですか?!

本当ですよ。PTのスタジオ使うのが一般的ですが、もうほとんどアーティストはPTを持っていますよ(とは言えPT自体は買えないですけどね)PT自体は安いんですよ15万有れば買えてしまいます(キューベースやロジックで十分)周辺機器やプラグインが高いだけです。

>門外漢のわたしにはどこまで本当なのかがまったくわからないのですが、その 1割のアーティストの売上が下がってくると、レコード会社に契約を切られるマイナーアーティストが増えると考えて問題ないんでしょうか?

その通りです。売り上げ予測から全ての予算があるのです。まぁ売れるであろうというアーティストには新人予算は掛けますけど・・・。最近ではお手軽コンピレーションにより売り上げを安易に稼ぐメーカーがたくさんありますよね(笑)その売り上げさえも無ければ大変なことになる。
制作費自体は劇的に下がってますよ。メジャーでアートワークも含めて150万で作ったアルバムだってありますよ!

>3000円のアルバムの場合、卸値が 7割の 2100円だとして、流通手数料が 2100円の 17% で 357円ということですか。結構高額なんですね。

営業は利益を得れませんからね。全国に人員を配置してレコード店をフォローするとなればお金も掛かるって事ですよ。全国といってもそのほとんどのレコード会社は北海道、東京、名古屋、大阪、福岡というのが一般的な営業所分布図です。その昔は仙台、広島ってのもあったんですけどね。大体特約店契約(メーカ直)が3000店くらいありますから毎月3000店からのオーダーを取る事を考えれば人数も居るって事です。ただしこの方法がいいというわけではありません。全てのレコード店がタワーやHMVのように提案型のレコード店であればフォロー入らず営業所でオーダーを待っていれば良い訳ですが、どこ行っても同じようなCDが並んでいるレコード店達にいかにセールスするかは大変なことだと思いますよ。内容で売れるなら芸術として問題ないんですよ、話題で売れる商品ばかりなのでいろいろと問題が起きるのです。

音楽配信メモさんの論議は堂々巡りになってしまうんですよ。
結論は無いんです、ある意味ビジネスだしスキームとして成り立ってしまったものをバッサリ切るとなるとそれこそ真の音楽好きはメジャーで聞くものがなくなってしまう(笑)ただし内容が良ければ制作費も安く宣伝もしないで売れるという事象がモンパチによって明白になったことも事実ですし。でもメジャーはまねできないんですよ、メジャーの意味が無くなるんで。だからワーナーインディーズとかメジャーのインディーズシステムでの運営が増えてきている訳です。ユニバーサルで言えばIMS(輸入部)が手掛けるディストリビューションとかね。

また長くなっちゃいました。

Posted by: 輸入盤事情通 | 2004.03.16 at 08:29

> 輸入盤事情通 さん
いつも興味深いご意見をありがとうございます。PT はそうですね、実はわたしも一番下のランクのやつ(PRO-TOOLS LE/DIGI001)を持っています。3年位前に 10万円程度でした。しかしプロレベルでもそれ(LE)を使っているとは思いませんでした。やはり高めのプラグインをたくさん持っているとできることが変わってくるのでしょうね。しかし、メジャーで制作費 150万は驚異的!

> 最近ではお手軽コンピレーションにより売り上げを安易に稼ぐメーカーがたくさんありますよね(笑)その売り上げさえも無ければ大変なことになる。

CM ソング集とか今回の QUEEN とかは新規レコーディング代が掛からないので、粗利がでかいってことですね?ああいった商売は嫌いでしたが、その利益がほかのアーティストの制作費に当てられるのであれば「ありかな?」・・・とは思います。もっとも、わたしはコンピ盤ではなくオリジナルアルバムに拘りたいですけど。

> 内容で売れるなら芸術として問題ないんですよ、話題で売れる商品ばかりなのでいろいろと問題が起きるのです。

これは難しい問題ですね。音楽配信メモさんのところでも言われていましたが、「いい音楽ならば売れる」というのは理想論であって、現実にはいい曲でもプロモーションをしなくては売れないでしょうし、いい曲でない場合はプロモーションでいい曲だと思わせて買ってもらわなくてはならないですから。

モンゴル800 の例は、あれはとてもすごいことですけど、ほかのバンドへの流用は難しいと思います。わたしにはモンゴル800 は時流に乗れた幸運という要素が大きいように思うので。

メジャーとインディーズの垣根がなくなるとは思えませんけど、より低くなってきていますよね。輸入盤事情通さんが言うようにメジャー資本のインディーズレーベルも多くあるようですし。ただ、そこの部分まで気にしながら音楽を聞いているのは一部の人たちだけで、大ヒットになるようなアルバムを買う普通の人には見えない要素だと思うので、"インディーズ" のバンドには賢くメジャーを利用してもらいたいと思っています。

Posted by: いかんともしがたい | 2004.03.16 at 21:57

いつもレスありがとうございます。

>CM ソング集とか今回の QUEEN とかは新規レコーディング代が掛からないので、粗利がでかいってことですね?

制作費が掛からないって言うのが一番!コンセプトがしっかりしていればコンピもありです。出せば良いってもんじゃないですね、最近は特に。

>現実にはいい曲でもプロモーションをしなくては売れないでしょうし、いい曲でない場合はプロモーションでいい曲だと思わせて買ってもらわなくてはならないですから。

これは制作者としてもジレンマ。昨年出たボニー・ピンクは良いアルバムだったけど(CCCDには参ったけど他人のラジカセでMDにコピーして聞いた)3万枚も売れなかった。

>モンゴル800 の例は、あれはとてもすごいことですけど、ほかのバンドへの流用は難しいと思います。わたしにはモンゴル800 は時流に乗れた幸運という要素が大きいように思うので。

時流に乗ったのは否定しないけど、内容が良かったから時流以上の効果が有ったと思ってます。ただ私が思う本当の意味でのインディーズの成功はシングルチャートの1位というかポピュラーヒットかな?と思っています。紅白出るとか賞取りするとかね。これがメジャーとの垣根をなくすのではないかと。
でもやっぱりインディーズを分けて売っているお店がほとんどだし、インディーズだから買うというお客様も居るというのは否定できません。最近メジャー移籍後にセールスが下がるアーティストが増えていて、レコード会社、事務所ともども首をかしげる事が多く、大体は事務所からのクレームに発展するんですよ(笑)全くメジャーを相手にしないで独自の道を行くアーティストが増えているのも事実。だって収入の差が5倍は違う計算だからインディーズで1万のセールスならメジャーで5万は売らないと同じ収入にならないことを事務所は分かってますからね!昔だとインディーズで1万売れたらメジャーで10万を目指すためがんばるんですけど、最近の音楽事情じゃねぇ。契約金貰えるくらい見初められれば売れなくても食って行けますけど・・・。

また長くなってしまった。

では

Posted by: 輸入盤事情通 | 2004.03.18 at 09:31

> 輸入盤事情通 さん
こちらこそいつもありがとうございます、いろいろ面白く勉強させてもらっています。

Bonnie Pink の場合は CCCD でしたけど、ちゃんと自身のサイトでなぜ CCCD でのリリースにしたのかという説明を彼女自身が書いてましたね。わたしも 「Heaven's Kitchen」 以来彼女のアルバムを買っていないので、なんとも言い難いのですが、常に気になるアーティストではあります。確かに Bonnie Pink クラスで 3万枚というと少ない気もします。中堅どころとして 10万枚は超えてほしいアーティストですよね。

> インディーズだから買うというお客様も居るというのは否定できません。

これ、ありますね。
小さなライブハウスの物販ブースでメンバーから直接 CD を買っていた人からすると、メジャーになっていろいろとケアされたライブを観にいってもメンバーと交流が生まれるわけでもないですし、「むかし(インディーズの頃)はよかった」 みたいな思い出にしがみ付きたいのかもしれません。
これ(↑)はちょっと例えとしてはズレているかもしれませんけど、こういった「自分達のアーティスト」という部分がメジャーになるとどうしても希薄になるのは避けられないことでしょうし、事務所としても新規のファンを獲得するためには割り切ったり切り捨てたりすることが大事になってくるのでしょうね(←この辺は想像)。

インディーズバンドを支えているファンというのも、常にひとの知らないバンドを探すのが趣味、みたいな部分もあるので、贔屓にしているバンドがメジャーデビューしちゃったら次の新しいインディーズバンドに走るのかも?なんて思います。

> 収入の差が5倍は違う

5倍かぁ。かなり違うんですね。レコーディングにお金かけて、宣伝にさらにお金かけてもインディーズの時よりも売上枚数が減っていたら商売になりませんね。もちろんアーティストも。あと、輸入盤事情通さんが書かれているようにインディーズの成功はヒットチャートとは無縁でしょうね。自分達で仕切れば売上枚数がメジャーの 10分の1 でも十分なお金になるでしょうし、「売れているインディーズバンド」 としてニュース性も出てくれば、賞を獲得できる機会も増えるでしょうし。

売上枚数やお金が全て、とは言いたくないんですけど、作品の内容を評価してもらうにはやはり多くの人に聴いてもらわなくてははじまりませんし、そうなるとやはり「売上」っていうのは大事なわけで・・・・・・。音楽愛好家を気取って「大事なのは枚数ではなく中身」って言うのは簡単ですけど、ビジネスとして考えたら「売れてナンボ」なわけで、セールスに結びつかないバンドが契約を切られてしまうのは仕方ないですね。いまのレコード会社にアーティストを育てる体力のあるようには思えませんし。

いろいろ考えると純粋に音楽を楽しむことが難しくなってしまいますね。むかしは音楽業界にあこがれていましたけど、今考えると受からなくってヨカッタ!なんて感じてしまいます。わたしですらそう感じるのですから、音楽好きな音楽業界のひとにはいろんなジレンマで大変なんだろうなぁ、と他人事ながら心配しちゃいます。

あと。
忘れていたようなので(?)、勝手ながら上の書き込みの投稿者名に 輸入盤事情通 さんの名前を入れておきました。

Posted by: いかんともしがたい | 2004.03.18 at 20:09

いかんともしがたい様、名前入れ忘れ申し訳ないです。

>Bonnie Pink の場合は CCCD でしたけど、ちゃんと自身のサイトでなぜ CCCD でのリリースにしたのかという説明を彼女自身が書いてましたね。

ん~読んだけどなんか可哀想だったな。こんなことをアーティストに言わせること自体レコード会社は終わっている証拠。クリエイティヴな事って何だろう?芸術って何だろうとか考えちゃうよね。
やはり真剣に音楽を聞いていないリスナーの責任というのもあるはずだ!流行に踊らされて本質を見抜けない浮動票のようなリスナーが多すぎる。自分の聴いている音楽の価値基準として2年後3年後に窓を開けた車で爆音で流せるか?(笑)っていうのを判断基準にしてます!(何じゃそれって感じだけど判ってもらえますよね)

>事務所としても新規のファンを獲得するためには割り切ったり切り捨てたりすることが大事になってくるのでしょうね(←この辺は想像)。

これはですねぇ、ある意味インディーズ時代のファンは要らないって言うのが正しいかも知れません。メジャーで売れると言う事はインディーズの比ではないのです。切り捨てると言うより埋もれていってしまうのが正しいかも。メジャーになったら聞かないなんてそもそもおかしいしね。聞き方が変だよ!

>作品の内容を評価してもらうにはやはり多くの人に聴いてもらわなくてははじまりませんしセールスに結びつかないバンドが契約を切られてしまうのは仕方ないですね

これはジレンマなんですよ。内容が良くても売れないし悪くてもヒットしてしまう。だから売れるであろうと思われるものを作ってしまう。ビーイングは正にそれかな。悪いとは言わないがあざと過ぎるよね、よく出来てるとも言えるし。だから聞けない・・・。
メジャーの場合アーティスト援助金と言うのが有って月々の給料を補助してもらって生活しているのが殆どだから、売れないと援助がなくなり生活できない訳で契約が終了ってパターン。
語ると長くなるのでここで終了。

>いろいろ考えると純粋に音楽を楽しむことが難しくなってしまいますね。むかしは音楽業界にあこがれていましたけど、今考えると受からなくってヨカッタ!

ん~生活って事なら問題ないとして、「志」って部分で長く続けられなくなる場合はありますよ。私は喧嘩しっぱなし(笑)でも音楽が好きなんですよ!だからこの業界から抜けられない・・・。外から見てるなんてもったいなくてね。

昨日4枚CD買って、今日も4枚CDを買ってしまった。しかし本当にCCCDは問題だ。早くVINESの輸入盤出ないかなぁ?買えないって言うのがストレス溜まるんだよね!!

では

Posted by: 輸入盤事情通 | 2004.03.22 at 05:45

スイマセン、レスが遅れました。

>流行に踊らされて本質を見抜けない浮動票のようなリスナーが多すぎる。

でも、そういった購買層が CD/CCCD を購入しなくなったら売上はガクンと落ちるわけですよね。音楽に対して「消費」するという感覚でしか接しなくなったリスナーを作り上げたメーカーの責任もあると思いますが、音楽を聴くという行為に対してリスナー全員に「真剣さ」を求めるのは酷な気がします。たとえばわたしが映画や読書やゲームにそれほど愛情を注いでいないのと同様に、音楽に愛情をもたないリスナーもいるわけでしょう?むしろそっちの方が圧倒的に多いと思います。良い悪いではなく、しょうがないことだと思います。もちろん、もっと多くの人が音楽に今以上の愛情を注いでくれたらうれしいんですけど。

>2年後3年後に窓を開けた車で爆音で流せるか?(笑)っていうのを判断基準にしてます!

あはは、これ、よくわかります。流行に左右されない音楽を見つけて聴いていたいですよね。でも、わたしの場合、惚れ込んだ音楽だったらたとえそれが時代遅れの流行歌であっても、周りの目(耳?)を気にせずに聴きつづけますね。間違いなく。きっと輸入盤事情通さんもそうだと思います。

>メジャーの場合アーティスト援助金と言うのが有って月々の給料を補助してもらって

でも、マイナーなバンドだとメンバー一人に対して月に 10-15万円くらいですよね?詳しいことは知りませんが、それくらいだって聞きました。印税のない人にはギリギリな金額な気がします。他人事ながら気になって気になって・・・・・・。プロのミュージシャンでもバイトとかするんでしょうか?

>でも音楽が好きなんですよ!だからこの業界から抜けられない・・・。外から見てるなんてもったいなくてね。

あ、そういわれると、なんか悔しくなってきた!なんだかんだ言ってわたしもまだ音楽業界に憧れがあるようです。

昨日 NERD のアメリカ盤が届いて、何回もリピートして聴いています。今月はちょっと購入枚数が少なくって 5枚くらいですね。気になるタイトルが買えないっていうのは確かにストレスがたまりますが、わたしの場合は金銭的な問題がデカイので、まだあきらめはつきます・・・・・・悲しいですけれど。

Posted by: いかんともしがたい | 2004.03.24 at 05:07

こんにちは

>音楽を聴くという行為に対してリスナー全員に「真剣さ」を求めるのは酷な気がします。

私が言いたいのは、きちんと聞いてくれるリスナーが増えないかなぁ?と言っているんです。浮動票がなくても売り上げの底上げが出来る!洋楽なら顔が悪くても、容姿が悪くても、人種が誰であっても内容が良ければ買うファンがたくさん居るのです。それが邦楽にも当てはまるようにならないかなぁ?と言うことです。

>でも、マイナーなバンドだとメンバー一人に対して月に 10-15万円くらいですよね?詳しいことは知りませんが、それくらいだって聞きました。印税のない人にはギリギリな金額な気がします。他人事ながら気になって気になって・・・・・・。プロのミュージシャンでもバイトとかするんでしょうか?

少なくて10万、大体15万から20万が平均ですかね。でもリハ代とか音楽に使う金額は事務所なりレコード会社が払うので元々使っていた予算が無くなる訳ですから生活費としての金額では十分とは言えないものの少な過ぎる物でもないと思います。
基本的には殆どがバイトしませんね。出来ないと言ったほうが正しい。取材やキャンペーンなど突然入る仕事もありますからね。家業や頭を使う仕事なら出来るかもしれませんが。

給料は決まっているから買うのも限られちゃいますよね。今月は多分エアロの限定版が最後かな?ジャン・ミッシェル・ジャールのリマスターを4枚ほどamazonに予約したのでいつ郵送されてくるか?って感じです。

Posted by: 輸入盤事情通 | 2004.03.25 at 16:21

>輸入盤事情通 さん
こんにちはです。

>きちんと聞いてくれるリスナーが増えないかなぁ?と言っているんです。

輸入盤事情通さんが言いたい事はわかります。洋楽であればいい曲なら売れてますからね。でも、邦楽でそういう流れに持っていくにはかなりの努力を必要とするような気がします。海外のアーティストよりも親近感は沸くでしょうけど、同じ日本人としてルックスには厳しくなるでしょうし、歌詞の内容にも拘るでしょうし、メディアを通じて現われるイメージにも人気は左右されると思います。

いまのこの文章を書いていて思ったのは、リスナーの立場で言えば洋楽は楽曲メインだけど、邦楽の場合はまずアーティストありき、のような気がしてきました。楽曲の良し悪しも大事だけど、それよりも誰がその曲を歌っているのか、ということのほうが比重が大きい気がします。

話は少しずれますけど、いま 朝飯前。 というブログでそのことが話されています。
アイドルは軽蔑の対象か?
http://michinao.cocolog-nifty.com/asameshimae/2004/03/post_50.html

「アーティスト性」 や 「音楽性の高さ」 にこだわる 14歳の女性と自らを 「アイドルヲタ」 と言い切るミチナオさん(朝飯前。)との論争です・・・・・・論争というほどのものでない気がしますけど。つっかかってきた 14歳のほうが音楽の質の高さを求めるのは大いに結構なんですけど、自分の好きなもの以外を否定するというのは 「うーん、キミはまだまだ若いからなぁ。」 という感じですかね。上の記事にコメントやトラックバックを付けている人はいまのところ全員そういうある種達観したスタンスですね。とりあえず、興味深いトピックなので、ここのところ注目してます。

ここで話はまた変わるんですが、いまわたしは友人の結婚式の二次会の幹事になってまして、奥さんになる人が Bonnie Pink が好きとのことなので BGM 用にベスト盤を買う予定です。ちょうどこのコメントのやり取りのなかで Bonnie Pink の話題がでてきたというのもあります。レンタルってなんか、イヤなんですよね。CD というパッケージとして持っていないと音楽を所有した気になれないもので。

30センチのアナログから 12センチの CD になったときにジャケットが小さくなって購買意欲がそがれるというか所有する喜びが減ってしまう、ということがいわれていましたけど、これからデジタルで楽曲配信がメインになるとそのジャケットすらないんですよね。レンタル世代には気にならないのかもしれませんが。

わたしは今月もう一枚 amazon から届くハズです。でも、アメリカでのリリースが 4月に伸びたという情報もあるので無理かも?そしたらしばらくは Bonnie Pink を聴いていようっと。

Posted by: いかんともしがたい | 2004.03.25 at 18:47

ご無沙汰です

>洋楽であればいい曲なら売れてますからね。

素直に良いものは良いといえない、言わせない何かが日本の文化には有る様な気がしますねぇ。なんか右に習えでメディアに支配されているというか・・・。それが全てではないけど自己主張が報われない社会というか・・・。

>アイドルは軽蔑の対象か?

好きであれば良いと思う。俺も好き(笑)でもやはり個人の好き嫌いは他人に押し付けるものではない、小売店で言えば個人商店ならともかく、嫌いなものでも支持されれば仕入れなければビジネスにならないし。好きなものをトコトン売ることによりそれは個性になり差別化されて売りになるものです。このバランス感覚が一番難しいと思う。何でもそうだけどバランス感覚が大事。

>レンタルってなんか、イヤなんですよね

自慢じゃないけど未だかつてレンタルCDを利用したことは無いです。そんな自分の中ではお手軽な気持ちで音楽を聴くというのは無いです。買って失敗するのも成功するのも自分なりに消化していけるので。最近は試聴機もあるし。でも試聴機って精神的な部分で集中するからその時だけ良い物に聞こえてしまう確率が高いんですよね!あとで家で聞いてなんだ?これ?って時がある、けど自分で判断してるだけにクレーム出来ない(笑)コメントカード全盛の時は良く騙されたけど(ちょっと言い方が悪いかな)

>30センチのアナログから 12センチの CD になったときにジャケットが小さくなって購買意欲がそがれるというか所有する喜びが減ってしまう、ということがいわれていましたけど、これからデジタルで楽曲配信がメインになるとそのジャケットすらないんですよね。レンタル世代には気にならないのかもしれませんが。

これはかなり重要なことなんです。特にUSでは自分の所有するアナログに名前を書いてしまう人がたくさん居て中古でよく見かけますよね。大体大事にしない人が多くて傷つけたらまた買えば良いという消費のお国柄。日本人はジャケットも含めて宝物扱い。外袋に入れたり、内袋変えたり。レコードの溝を触るなんて言語道断。だからたくさん売れないような気がする、もちろん値段の問題もあるし。しかしレンタル世代はジャケットも歌詞カードも要らないわけで音楽配信が劇的に蔓延する可能性は大きいと思います。
そんな私もCDになってからは邪険に扱ってます。傷が付きにくいというのもあるけど、いとおしくなくなった。高級感というかなんかそんな感じ。昔は満員電車に乗ってジャケットが折れないように両手で高々と上げていた自分が懐かしい。渋谷のシスコの階段で転んでもアナログは守って体は傷付いた(笑)なんかはなしがそれてしまった。

最近全てのCDをフラッシュ・ディスク・ランチのソフトケースに入れ替えたんです。オリジナルのプラケースを全て捨てました。考えてみるとオリジナルに拘る自分としては昔なら有り得ない事なんですけど箱詰めにしていちいち探すより手に取りやすい所に見えるように置くことに利便性を見出した。昔買ったCDを聞くようになりましたよ!
昨年までは倉庫を借りて保管するぐらいの量を持っていたんですが1500枚位まで減らした所で色々と踏ん切りがついた次第です。これって年取ったのかなぁ?

ではでは

Posted by: 輸入盤事情通 | 2004.03.30 at 10:11

> 輸入盤事情通 さん

どうもです。

> コメントカード全盛の時は良く騙されたけど

わたしはむかし HM/HR が好きだったから BURRN! のレビューに踊らされてましたね。ジャケ買いやレーベル買いだと自分の責任で諦めがつきますけど、レビューやコメントにそそられて購入したアルバムがハズレだと振り上げた拳の下ろし場所に困りますよね。試聴機が増えたといってもマイナーなタイトルまではカヴァーしきれてませんし。

レンタルの話ですけど、わたしも高校のときに何枚か借りただけでいまは使っていません。レンタルで済ますとあまり聴きこまないんですよね、なぜか。愛着がわかない、という感覚かな?

音楽ソフトを購入するようになったのはすでに CD のシェアが大きくなっていたのでアナログを買った経験はあまりないんですけど、満員電車で両手を上に上げたり階段から落ちつつもアナログを守るという輸入盤事情通さんの姿を想像しておもわず笑ってしまいました。いえ、決して笑いものにしているとかではなく、親しみを込めて「愛すべきレコードバカ」という感覚です。きっとわたしも同じような素質があると思います。

>レンタル世代はジャケットも歌詞カードも要らないわけで音楽配信が劇的に蔓延する可能性は大きいと思います。

これは、興味深い指摘でした。実際はどうなるかは誰にもわかりませんけど、たしかに指摘されるように、可能性は大きいと思います。あとの問題は違法コピーですかね。

>フラッシュ・ディスク・ランチのソフトケースに入れ替えた

これですね。
http://store.yahoo.co.jp/towerjp/fdr-1.html
わたしもいつもタワレコのレジ横で見かけて気にはなっているんですが、いかんせんこれの 50枚セット買う金があれば CD が1枚買える!と思うといまいち踏ん切りがつかなくって・・・・・・。貧乏性なんですよ。

それにしても、よく 1500枚まで減らすことができましたね!英断ですよ!今のわたしにはコレクションの CD を処分するなんて考えられませんね(例え聴かなくなったアルバムでも)。あ、でも自分のお気に入りのアルバムが 100枚あればそれだけで充分な気がしています。新しい音楽を見つける気力よりも好きなものをとことん聴いていたい!っていう感じです。これって歳をとった証拠ですかね?

Posted by: いかんともしがたい | 2004.03.31 at 02:54

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