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2004.04.11

輸入権について考えるヒント

輸入権について気になる文章があったので紹介しておきます。

Kenta's Nothin' But Pop (2004.4.10更新分)
音楽評論家の 萩原健太 氏が輸入権についていかに馬鹿げた法案であるかを述べています。

とにかく、企業努力ってものが本来向かうべき方向にではなく、権威への働きかけによって法規制するって方向に向かう、その在り方が気にくわない。発想そのものが薄汚い。しかも、再販価格制って悪しき保護制度への見直し作業もなし。
扱っている商品が音楽という“文化”でもあるという認識がかけらもないところがひどい。ポップ・ミュージックも含め、文化としての音楽ってものに対する検証がまるで抜け落ちた状態で、権利だ、利益だって。なんだ、それは。だったら音楽なんか扱わず、もっと儲かる別の商品扱ったほうがいいぞ。やめちゃえ、レコード会社なんか。説得力なし。少なくとも真の音楽ファンに対してはまったく説得力を持たない論理だ。
萩原氏が CCCD について書いた
2002.12.29更新分 (2002年はCCCDの年だった)
2003.7.22更新分 (BEACH BOYS の CCCD 化にともないライナーノーツ執筆拒否)
も併せてどうぞ。

ヘンじゃないか輸入権
著名な評論家 山形浩生 氏のコラム。

80年代初頭、渋谷にタワーレコードができて、洋楽の輸入盤が邦盤の6、7掛けの値段でドッと入ってきた。それがどんなに狂喜のできごとだったか。音楽支出は確実に増えた。人々の購買行動を決定的に変え、渋谷という街の発展にすら影響を与えた。それがなくなる、ということだ。
この法案、ヘタすると通っちゃうぞ。そしてその暁には日本の大衆文化のある時代が幕を閉じるだろう。CD売り上げはさらに下がり、レコード会社はそれをインターネットのファイル交換のせいにして、それを補うためと称して値上げ。ぼくたちはかつてのドヨーンとした街のレコード屋さんしかない世界へ逆戻り。これって関係者すべてが損する構図としか思えないんだが、この法案を作った人はそれが見えないんだろうか?

読めば読むほど輸入権について怒りが湧いてきて、このことがあまり話題になっていない現実が悲しくなってきます。

ネタ元は KNWT さん(2004.04.10更新分)でした。

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いかんともしがたい、さんの輸入権について考えるヒント経由で知りましたが、山形浩生さんが4月10日付の朝日新聞でこの問題について書いています。WEBでも見られます... [Read More]

Tracked on 2004.04.12 at 02:47

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再三ここで話題にしている輸入権規制法案について興味深いリンクをいくつか。 *音楽評論家・萩原健太氏のサイト 「Kenta's...Nothing But Pop... [Read More]

Tracked on 2004.04.12 at 21:36

» ねえ、ばかな真似をするにしても、存分にたのしみになるようなことでなければ、してはいけませんよ【MUSIC】【COPYRIGHT】 [flow experience report]
ここんとこ、還流防止策をめぐる記事が色んなBLOGで書かれていますけど、少し前、「いかんともしがたい」さんのいかんともしがたい: 輸入権について考えるヒントとい... [Read More]

Tracked on 2004.04.14 at 09:54

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