アメリカ国内向けはCD-DAでも日本輸出用はCCCDの現実
最近はしばらく静観していたんだけど CCCD 関連でいろいろゴタゴタが起きているようなので調べてみたら興味深いブログエントリーを発見しました。
Blue Noteの輸入盤にもCCCD? - ジャズ&オーディオ通信(from USA)
要約するとジャズの老舗レーベル Blue Note がリリースしている作品で、アメリカ国内で流通しているものは通常の CD-DA (Non-CCCD) なのに対し、日本へ輸出され、日本の店頭で販売されているのは同じタイトルにもかかわらず商品番号が違う CCCD 仕様だった、ということ。
上のブログでも書かれているように 2005 年 9 月にリリースされた 「Thelonius Monk Quartet with John Coltrane - At Carnegie Hall」 のバーコードの商品番号をよく見るとアメリカ国内で購入したのもは 946-3-35173-2 なのに、日本で販売されている US 輸入盤には 946-3-35174-2 という番号が振り当てられているんだそうです。
ちなみに Blue Note は EMI 傘下のレーベルであり、当然日本では東芝 EMI が販売権をもっているので日本盤は CCCD で発売されている。EMI グループは日本はもちろんヨーロッパなどでも CCCD でのリリースを推進しているので、訴訟大国のアメリカでは通常の CD を流通させ、その他の国では CCCD を販売するというのはなんら不思議ではないです。
今回の件で EMI が取った「アメリカで生産されたアルバムでも輸出用のみ CCCD 仕様にする」という方針が発覚したわけですね。
わたしが CD の値段が CCCD よりも高いワケ や 消費者が知らない輸入盤の秘密 で書いたように、EMI グループの輸入盤は TOIS という東芝 EMI 内にある部署がまとめて日本の小売店に卸しているので、タワーレコードや HMV などでも店頭では CD-DA な US 盤よりも CCCD な EU 盤のほうが値段が安く大量に入荷していたりするわけです。それをふまえて考えれば今回の一件のカラクリもよくわかるような気がしませんか?
もはやどこで買えば安全なのかもわからなくなってきましたね。一番確実っぽいのはアメリカの amazon.com などから個人輸入で購入することでしょうか?そこまでしなくては音楽を楽しめないなんて、21 世紀ってなんて不便な世の中なんでしょうね。
CCCD 関連エントリー
2004.03.10 - 消費者が知らない輸入盤の秘密
2004.03.08 - CD の値段が CCCD よりも高いワケ
2003.12.16 - いかんともしがたい Refuse CCCD INDEX
個人輸入 関連エントリー
2004.06.21 - Amazon.comを利用する
2004.06.21 - Amazon.comにアカウントを作成する
2004.06.14 - 欧米式の住所の書き方





Comments
お久しぶりです。
アメリカもイギリスと同じ事やりだしたんですね。
まぁ現物見てないんで分かりませんが、もしかしたらプレスのみEUの可能性はあるかも(確かUKにはプレス工場がないはずだからイギリス国内向けをわざわざ製造しているわけでUSがこのような面倒な事をしているとはとても思えなくて輸出なんてたかが知れてますから)
基本的にはEMIもEUとUSで同じ番号を使っているし。
しかし番号に3と4で分けるために一桁増やしていたなんて・・・。
ちなみに一番最後の数字の2はCDです。確か1がアナログで4がカセット、5とか6は限定版だったと思います(うる覚え)
最近はあまり使われてないですからね。
Posted by: 輸入盤事情通 | 2005.11.16 at 23:39
> 輸入盤事情通 さん
どうもお久しぶりです!
イギリスって国内にプレス工場がないんですね?そういわれると UK 盤を買ったと思ったのに made in EU ってプリントされた CD があったような気がします。
件のアルバムについてはわたしもこの目で確認したわけではないのでまだなんともいないのですが、わざわざ輸出用に別プレスにする必要があるのか?と問われれば確かに疑問ですね。これは単に輸入盤安全神話を信じたいだけなんですけどね・・・・・・。
> ちなみに一番最後の数字の2はCDです。確か1がアナログで4がカセット、5とか6は限定版だったと思います(うる覚え)
あ、やっぱりそうだったんですね。これはわたしも気になってまして、輸入盤事情通さんの書き込みを読んでスッキリしました。そうか、5 と 6 は限定版なんですね?3 がないのがちょっと気になります。消えた規格かなんかなんだろうなぁ、と想像して楽しんでいます。
Posted by: まえだ@いかんとも | 2005.11.18 at 01:00
レスどうも。
確かメジャーが使うプレス工場はドイツに殆どあるはずです。
ワーナーはアメリカ国内にさえ持ってないですよ。
SA-CDのプレス工場もドイツと日本だけです。
さて番号の話ですが3はなんだったか思い出せませんが、日本以外の主要国では再販制度が無いから番号を統一出来る訳です。
なので同じ内容であれば基本的な番号は同じで規格や末尾の番号で分けるわけです。
日本の再販制度は定価が変わったりすると同じ商品でも番号を変えなければなりませんからね。前の番号を使うと再販切れとの区別が出来なくなると言う理由。
だから番号を変えればある意味再販切れという制度が機能しなくなるんです、酷い話でしょ!
海外の場合定価を下げるとき二つの方法をとるんです、一つは値下げをするタイミングの大体半年前から値下げをした時の卸価格で卸して在庫を一掃したであろうタイミングで値下げする。二つ目はリベートで調整するです。だから返品と言う作業が伴わないわけです、もちろん原則返品は無いわけですから理に適うやり方ではあります。まぁ返品も原則無いだけで基本的にはありますし。
話は随分違うほうにずれましたが、アナログ末期の頃海外では1枚のシングルでWジャケ仕様、2枚組仕様、ピクチャーレコード、なんて同じ内容で何種類も出した時に使われていたんです。まぁ番号の最後にGと付けてWジャケと表示されてたものもあります。確か8と言うのも登場してたと思います(確かdead or aliveのシングル)
またイギリスは最近はどうか分かりませんが2つの番号が存在していました。たとえばPG-1とインターナショナル番号という風に。
アーティスト名の規格番号がやたら多くて1番が異常に多いんで困ったもんでした。
それからアナログ時代には一部輸出用とシールが張ってあったアナログが良くありました(これも何かしらの問題が有ったので出来た制度かもしれません)
これがマトリックスが違っていたりしたんで買うのに苦労しました。
話を戻しますが輸入権の問題もあるんでもしかしたらあえてそういう方法で調べているのかも知れませんね。
とは言えamazonみたく国内流通ものを輸出してるのもあるわけだから正確には分からないというのが正直なところでしょうけど。
Posted by: ozzy | 2005.11.18 at 17:24
> ozzy さん
いつも興味深い情報をありがとうございます。
ここでも日本の再販価格制度が出てくるとは思いませんでした。消費者としては CD に関してはもはや再販制度は意味をなさなくなっているので、百害あって一利なし、な感じなんですか、業界的にこれからも必要なものなんでしょうね。そういった温度差がレコード業界への不信感へ繋がっている気がします。
レスが遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
Posted by: まえだ@いかんとも | 2005.11.22 at 01:47
再販制度はどうなんですかねぇ?
現状はDVD付CDで様子を見ている状況じゃないですか?
いい試金石になっていると思いますよ。
ただ安売りをしている小売店はほとんど見かけないですね、amazonが一人相撲という感じでしかないけどそのうち雪崩の様に安い状況が出てきたりして・・・。
でも仕入れ値は変わらないから小売店は身を削るだけなので安売りは無理だと思うな状況的に。
Posted by: 輸入盤 | 2005.11.24 at 01:05
> 輸入盤 さん
再販制度対象外の DVD 付き作品にしてもたしかに amazon.co.jp 以外では割引販売をしている小売店はありませんね。せいぜい在庫処分のバーゲンセールくらいですか。
最近は amazon.co.jp で CD を購入することがほとんどで、小売店に行くことが少なくなってきました。大型店でブラブラしながら新しい音楽と出会うことがなくなったのがちょっと悲しいです。
小売店でも割引販売されればまたどっぷりと時間を潰しに行ってみたいなー、とは思っているんですけどね。
Posted by: まえだ@いかんとも | 2005.11.24 at 04:35